信販系の方が専業系より審査が緩い?低金利?

ウェブ上でよく見かけることなのですが、専業系とか信販系とか銀行系とか区別されています(当サイトでもそうしてますが)。 もちろん、これはキャッシングカードを発行している企業の形態の区別のことですが、キャッシングする分にはどこだって同じではあります。

また、専業系(消費者金融)より信販系の方が低金利だとか、審査が緩いとかの記述も散見されます。

もちろん、低金利の方がいいわけだし、審査通過に自信のない人は、審査が緩い方がいくらか敷居が低く感じられることでしょう。

しかし、それは本当なのでしょうか?その前に、信販会社について少しだけお話しします。

信販会社とは

「信販」とは信用販売の略で、買い手(消費者)に信用を供与し、代金後払いを認める販売方法の意味です。 その代金後払い・割賦(かっぷ)販売(物品等の代金を分割にて購入する販売方法)を斡旋する会社が信販会社となります。

信販会社は、申込のあった消費者が、ローンを組んだり、クレジットカードを所持できるか否かの「信用」を審査し、大丈夫だと判断すればその信用を「供与」、 つまり、ローンを許可したり、クレジットカードの限度枠までの利用を許可するのです。

信販会社は、その加盟店での売買契約が成立すれば、その代金を加盟店に立て替えるのです。

そして、その売買契約の消費者は、分割ないし後払いの利息とともに信販会社に返済していくというのが、大まかなシステムになっています。

消費者金融と同じビジネスモデル

消費者金融は、いわゆるノンバンクで自前の貸付資金はありません。だから、銀行から低金利で借り入れて、それ以上の利率で消費者に貸付し、その利ざやが利益になっています。

信販会社も消費者金融と同じで、自前に資金がありませんから銀行から低金利で借り入れて、それ以上の利率の利息で利益を出しています。

というわけで、消費者金融も信販会社も営業形態が違うだけで、基本的にはビジネスモデルは一緒です。 サービスや利率の違いは形態間というよりも、業者間での違いです。ですから、消費者金融と信販系と分ける実益は殆どないと言っていいと思います。

信販系と専業系の利率を比較

信販系と専業系の大手5社を、キャッシング利率(2008年7月現在)を比べてみます。

信販系専業系
業者A 5.9~15.0業者A 7.7~18.0
業者B 8.0~17.7 業者B 6.8~17.5
業者C 6.0~18.0 業者C 9.125~18.0
業者D 6.0~17.6 業者D 7.9~17.8
業者E 6.5~17.5 業者E 9.0~18.0
av. 6.48~17.16 av. 8.105~17.86

一番下が平均ですが、利率ではご覧のように違いは出ました。

ただ、各社限度額は違いますので、同額での利率は不明ですし、商品内容が各社異なりますので、 はっきりと信販系の方が利率が低いとは言えませんが、利率に関しては信販系が低いのは事実のようです。サンプル数をもっと増やせば、もっと差はつくことでしょう。

しかし、専業系は30日間無利息とか特別サービスをしているところが少なくありません。

ので、利率に関して言えば、各々どういう目的で利用するかを検討して、業者個別で比較するのが最も賢明だと思います。


審査に関して言えば、以前は専業系の方が緩かったと言っていいと思います。ブラックでもカードを作れたという業者も実際にあったようですよ。

しかし、法改正後は専業系も信販系も大差はないでしょう。それは、以前は業者での裁量の範囲がかなり広かったので業者独自の審査基準があったと言われていますが、法改正後はその業者裁量の範囲が狭くなっているので、業者間での差は殆どないと思われます。

ただ、銀行が発行しているキャッシングカードは信販・専業よりも審査基準が厳格だと感じています。その分、利率は低く設定されていますが。


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