利息の「現実」を知る
キャッシングをするにあたって、利息はシビアに考えてください。
利息を含めて返済していくわけですが、その中で利息の割合はどのくらいなのか。この割合が高ければ高いほど借金はいつまでたっても減らないし、返済期間も長くなります。
法改正以後はそんなことなくなりましたが、それまではこの利息が問題になっていました。 一般的に言って、今後はこのようなことはあまり問題になることはないでしょうが、ヤミ金融の無茶苦茶さを理解しておくには必要なことだと思います。
ここでは、元利均等返済方式でお話しします。
利率29.2%の場合
ちょっと、シミュレーションして比較してみましょう。
まずは、以前の出資法ギリギリのラインである、実質年率29.2%の場合です。ご存知の方は多いと思いますが、法改正前はこの程度の利率はたくさんありました。
100万円キャッシングして実質年率29.2%、これを毎月3万円づつ返済して4年後はどうなっているか、ということでシミュレーションしてみます。
PDFファイルで表にしてみました。下記リンクよりダウンロードできますので、よろしければどうぞ。
利息の計算方法は「利息についてあらためて考える」でお話しした通りですが、例えば、初回返済は3万円のうち、2万4千円が利息で借金自体は6千円しか減っていません。
そして、4年後の48回目の返済が終わった時点では、まだ半分弱しか返済できていないことになります。
この間、141万円もの金額を返済(支払って)いますが、そのうち利息は90万円程度です。
利息制限法の場合
次は、利息制限法の場合です。
最初の返済時は利率15.0%ですが、2回目時は元本が100万円を切っていますので18.0%になります。 そして、45回目返済時には元本が10万円を切りますので、利率20.0%に変わります。
ご覧になって頂ければお分かりになると思いますが、46回目の返済が終われば、残高1万2千円程度になります。
つまり、3万円を48回返済していくと、払いすぎ、すなわち、「過払い」状態になります。
どうです?
利息に無関心だとこんなことになってしまうのです。
今となってはほぼすべてのキャッシング商品が利息制限法以下の利率ですので、こんなシーンはないでしょうが、以前は本当によくあった事例です。 キャッシングが比較的低額であれば、利率はちょっと高くなりますが、利息はそれほど驚くようなものでもないでしょう。
しかし、キャッシングが高額になれば利率は比較的低くなってきますが、利息自体は高額になって場合によっては想定以上に返済がきつくなる可能性があります。
そういった意味でも、キャッシングのご利用は計画的に。そして、金利にはシビアに。

